手が震えるだけがアルコール依存ではない!

手が震えるだけがアルコール依存症ではない 依存脳

こんにちわ!りょうです!

早速ですが、「アルコール依存症」と聞くとどんな人を思い浮かべますか?

  • 飲んでいないと手が震える
  • 昼から仕事に行かずに飲む
  • 酔って暴力を振るう

アルコール依存症と聞くと「生活が破綻している」というイメージが強いですよね。

しかし毎日飲酒している人は全員アルコール依存症の可能性があります

アルコール依存症は習慣的に飲酒を続けることで気づかないうちに進行していきます。

この記事では「お酒の飲み方とアルコール依存症の進行ステージ」について解説していくので、自分が今どのステージにいるのかを見極め、完全な依存症に陥らないよう予防していきましょう。

アルコール依存症の進行ステージ

飲酒の頻度

機会飲酒

歓送迎会、忘年会、新年会などの付き合いで飲む程度の飲酒。

社会に出てお酒を飲み始めたばかりの頃は、「こんなものよく飲むな」と感じた記憶があります。

ぼくはビールの美味しさが理解できずにカシスオレンジばかり飲んでいました笑

イベントの頻度が少なければ問題が起きるリスクは高いありません。

習慣飲酒

付き合いがなくても定期的に飲酒する。

厚生労働省の国民健康・栄養調査によると「週3日以上、清酒に換算して1日1合以上飲酒する人を飲酒週間者としています。

最初は美味しくないなと感じていたものの、飲んでいるうちにお酒の味を覚えて酔うことに魅力を感じるようになります。

  • 社会に出てストレスが多くなること
  • 同時期にお酒の味を知ってしまう

この2つが重なったときはかなり危険です。

ストレスがお酒を美味しく感じさせるんですかね?

あれだけカシスオレンジばかり飲んでいたのがいつの間にか「とりあえず生で」になっていました。

飲酒量が増えていないうちはリスクはあまりありません。

しかし「飲まないとなんとなんとなく寂しい」「なんか1日が物足りない」と感じている場合は依存症の副作用が進んだ状態なので要注意です。

晩酌

夕食の時に飲むことが習慣になっている飲酒。

習慣飲酒のうちのひとつで、最も多いパターンです。

ぼく自身も毎晩飲酒することが習慣になっていました。

「ストレス」「楽しい」「悲しい」などの感情は関係なく思考停止で飲酒をしている状態です。

厳しく聞こえるかもしれませんが、「アルコール依存症予備軍」に位置付けられています。

「有毒性はわかっているんだけどやめられない」という状態が続いてしまうと依存症のステージに入っていきます。

依存症との境界線

ステージ1「耐性の形成」

習慣的な飲酒を続けていると「耐性」が形成されて以前と同じ量では酔えなくなります。

いわゆる「お酒に強くなった」という状態です。

またストレスを解消しようとさらに飲酒量が増えていくので、ますます悪循環に陥っていきます。

ステージ2「ブラックアウト」

飲酒時の記憶を失うことを「ブラックアウト」と言います。

アルコール依存症に関わらず、一時的な記憶喪失が起こった時に使われる言葉です。

飲酒することで前日のことが思い出せない場合は、アルコール依存症の初期症状だと考えられるため注意が必要です。

依存症初期

ステージ3「精神依存」

習慣飲酒をしている人なら「楽しい時」「悲しい時」「ストレスを感じた時」にお酒が飲みたくなる経験がありますよね。

これを精神依存と言います。

多量飲酒を続け精神依存が重篤化すると、飲酒のコントロールができない状態になっていきます。

飲むことばかりに気を取られるようになり、仕事のことや家族のことに関心がいかなくなります。

依存症中期

ステージ4「身体依存」

「飲まないと手が震える」「発汗する」「イライラする」といった離脱症状が出るようになることを身体依存と言います。

常に飲酒をしていると「脳は飲酒している状態が通常の状態」だと判断して機能するようになります。

お酒が切れた時の不快な離脱症状を抑えるためにお酒を飲む」という悪循環に。

身体依存に陥ると
「飲酒による問題が目立つようになる」
「飲酒のために嘘をつく」
「飲酒が生活の中心になる」
「迎酒をする」

依存症後期

ステージ5「人生の破綻」

ここまで来ると仕事や生活が困難になり、飲酒による問題行動で家庭や社会的信用を失ってしまいます。

一人酒を好むようになり、食事をきちんと取らなくなります。

お酒が切れるとうつ状態になり不安に襲われるため、自分を取り戻すかのように飲む。

やがて飲酒による死の危険を指摘されるようになります。

まとめ

以上が「お酒の飲み方とアルコール依存症の進行ステージ」でした。

皆さんは「自分がどのステージにいるのか?」「どんな飲み方をしているのか?」

ご自身の位置を把握することができましたか?

ぼく自身、お酒を毎日飲んでいた時は「身体依存」にまで陥っていたと思います。

  • 飲酒により人間関係が悪くなる
  • お酒は悪くないと思っている
  • 飲酒について指摘されると不機嫌になる
  • 自分は正常だと思っている

このような考え方をしていました。

当事者になるとどうしても自分のことを客観視できなくなってしまいます。

アルコール依存に関わらず「定期的に自分と向き合う」ことが大切だと感じました。

お酒と自分と楽しく付き合っていきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました